2010年8月14日土曜日

大学の博物館は意外に楽しい

久々の休日

家族で博物館へ行ってきました

・・・といっても大学に付属した博物館です

科学技術「X線の謎」という展示を行っていると
大学職員の知人から教えてもらったので
行ってみることにしました

これがなかなか面白いんです

そんなに数は多くないのですが、ディスプレイも凝っているし
照明も少し暗めにして、壁にX線写真を投影したりして
会場の雰囲気は上々です

大学の博物館もなかなかやるな~って
ちょっと驚きました

壁に投影した図は、テーブルにも投影されていて
その上にあるパネルを動かすと、パネルの重なった部分だけ
X線写真に変わるなど、実際に触って感じることができる
工夫が凝らされています

また、展示ケースの中にiPadがあって
動画が示されるといった
わかりやすくする工夫も随所に見られます

見に来ている人も少ないので、ゆっくり見れて
とっても良い休暇でした

これが400円ってお得ですね
因みに、大学の関係者は無料で入れました

2010年8月12日木曜日

シナリオ作りワークショップ

福岡でシナリオつくりのワークショップをしてきました

糖尿病専門診療所のスタッフの方に糖尿病患者さんとの
やりとりをシナリオにしてもらい、演じてディスカッションをするというものです

1日目は、性格タイプ別のアプローチ法についての講演と
簡単な判別法のワーク
2日目が、シナリオ作りでした

1日目の性格タイプ別のワークショップは、昨年に続き2回目だったのですが
ある程度、昨年の講演の内容が残っていたようで、最初から皆さん
ノリノリでした

2日目のシナリオつくりは、90分でシナリオを書いてもらいました
最初の20分は各グループの困難例などを出し合ってもらい
その後、それを基にしてシナリオにしてもらいました

6名×9グループと、当初の予定よりも人数が多かったので
ディスカッションする時間が十分に確保できなかったのが
残念でしたが、1グループ5分程度でも大いに盛り上がりました

今回、あまり細かい手法やステップを
シナリオつくりには準備していなかったので
グループ間に進み方に差が出てしまいました

反省点としては、このため
進み方が遅れていたグループに、補助をお願いしていた
同じ研究室の研究員がシナリオつくりを手伝ってくれたのですが
出来上がった劇は、あまりにうちの研究室の作っている
プログラムにあるような内容で、彼女が大きくかかわったことが
丸わかりだったのです

実は、あまり介入はしてほしくないと思っていたので
事前に確認しておくべきだったと思っています

心配で手伝ってくれたのだと思いますが
あまり介入すると、参加者の満足度を下げてしまうのではないかと
思いました

2010年8月4日水曜日

「行動変容のための面接レッスン」行動カウンセリングの実践
という本を読んでみました

著者の足達淑子先生は、行動理論関係の書籍も多く
すでに何冊か持っているのですが
学会の書店で見かけて、気になっていたので買ってみました

理由の1つは、薬剤師による患者支援の参考になればと思ってです

実は、患者支援を現場で行っている保健師・看護師・管理栄養士といった
職種の方々にとって、認知行動療法などの知識は
広く共有されているようなのです
しかし、残念ながら薬剤師に関心を持っている人はあまり多くないようなのです

自分のような薬局の薬剤師こそが知っておくべきだと思っています
内容もわかりやすく、明日からでも使えそうな感じです

何より、「今日からできる実践課題」というコーナーがあり
それが良くできています

例えば
「共感」について書かれたページだと
1.祖父母や両親から、改めて自分が生まれるまでの生活史を聞いてみる
2.映画やドラマを見ながら主人公の立場になってみる
3.感動したり、立腹したことを記録してみる

というような例が上っています

単に、知識を解説しているのではなく”今日からできる”(!)事例を
あげて、実践を促す点が素晴らしいと思います

「共感」力とつけるのに、自分の家族から聞き取るというのは
なるほどな~と納得するものがあります

親孝行にもなるし、共感力のトレーニングにもなりますからね(笑)

今週末、実家に帰ったら試してみようかな?

2010年7月9日金曜日

演題提出の季節

研究をしていると、その成果を発表したくなります

学会は組織自体を指すこともあるのですが
年に1回行われる学術大会も学会と呼ばれ
秋にその多くが行われます

住む地域が遠く離れていても
同じ分野の研究をしている人とディスカッションをしたり
情報交換ができるのが大きな魅力です
ネットがどれだけ発達しても、直接話して交流する
学会はなくなることはないと思います

実は、秋の学会シーズンに向けて
学会発表用の演題の締め切りが今の時期なのです

昨日も、演題を1つ提出したばかりです
「放射線影響学会」という学会で
今行っている染色体異常について、発表する予定です

その他にも今月は
「医療薬学会」、「糖尿病学会地方会」の締め切りも近いので
それらにも、要旨をまとめて出さないといけません

医療薬学では、糖尿病患者さんとのやりとりを演劇とディスカッションを
行う「糖尿病劇場」について、「糖尿病学会地方会」は
保健師さん向けに薬の話をした研修結果をまとめて報告しようかと
思っています

当分は忙しそうです

2010年5月3日月曜日

コミュニケーションは病気もよくする

研究をしながら働いている方は多いと思います

私は今でも働きながら、2つの研究をしています

1つは、糖尿病患者さんにどのようにアプローチすれば
治療に対してやる気を出して、よくなってくれるのかという研究
もう1つは、人ががんになるのはどうしてなのかという研究です

もともとは、糖尿病患者さんと話していて
ただ、話していいるだけで、自ら血糖コントロールを
改善していく患者さんにたくさん出会い、そのことが
不思議で研究を始めました

人と人のつながりって、病気まで良くしてしまうほど
影響があることに気づかされました